コンクリート構造物の調査・診断
コンクリート構造物は使用年数や使用環境、施工方法などにより様々な変状を発生させます。
十勝地方のコンクリート構造物は冬季の厳しい使用環境におかれており、塩化物イオン(凍結防止材)の浸透に起因するひび割れや断面欠損、凍害による欠損といった変状が多数報告されています。
豆板やコールドジョイントといった施工時の不備による変状なども含め、様々な事例を調査・診断してきました。
構造物全体に及ぶ複数の劣化から、水和熱などにより発生した1本のひび割れの調査など 小規模な症状まで対応いたします。
調査は当社在籍のコンクリート診断士が現場調査から報告書の作成を行います。
鉄筋探査・塗膜厚測定・付着力測定
新設工事における橋梁や内空断面積25m2以上のボックスカルバートは、配筋およびかぶりの測定を行う必要があります。また、補強工事などでアンカー筋を設置する場合や、コア穿孔を行う際の鉄筋探査が必要な場合も
ご相談ください。
(社)日本非破壊検査工業会認定の配筋探査技術者が測定と報告書の作成をいたします。
塗膜厚測定機や引張試験機も当社にて所有しておりますので入用の際はご相談ください。
鋼橋の塗装塗替えに伴う鉛等含有量の測定試料採取
2014年より鉛・クロム等の有害物質を含む旧塗膜の除去に際して、適切なばく露防止対策が必要となりました。
ブラスト等の施工に先立って部分的に塗膜をかき落とし、専門の研究機関に試料を提出することで含有量の分析を行うことができますが、かき落としの際もばく露を最小限に減らし作業員の健康被害を防ぐ必要があります。
当社では、鉛作業主任者・特定化学物質および四アルキル鉛等作業主任者を有しておりますので万全の体制で試料を採取することができます。