塗り床改修工事 ~食品工場の一例~
改修前の状況
改修前の食品工場の一部です。
日々の製造と熱湯や薬品による清掃で床が摩耗・浸食し 部分的にひび割れや浮き、欠損も発生しています。
既存部除去の状況
改修を行う場所をビニールシートで養生し、ホコリや斫りガラの飛散を最小限に抑制します。
養生後、研削機や電動ピックなどの電動工具を使用して旧床材を撤去します。
使用開始後の耐久性は下地の処理によって大きく変わるため、旧塗膜や下地コンクリートの脆弱部は可能な限り除去します。
下地処理の状況
コンクリート基礎部が劣化している場合や勾配が悪い場合はポリマーセメントモルタルなどで補修し、付着性を高めるための目地(溝)を作ります。
なお、側溝が劣化している場合も同様に修繕します。
塗り床材料の塗布
使用目的に応じた材料をコテやローラーを使用して塗り付けます。
平坦性が悪いと水切れに悪影響を及ぼしますので 金コテを用いて入念に仕上げていきます。
完 成
食品工場のため耐薬品性・耐熱性・低臭性に優れた材料を選定しています。
改修後は洗浄時の水切れも向上し、衛生的な環境を保ちます。
新築構造物の塗り床工事状況~自動車整備工場の一例~
着工前状況
新築工事における塗り床の施工です。
各所仕上がっているため慎重な施工が要求されます。
下地のケレン
電動工具を用いて土間コンクリートのレイタンスを取り除きます。
ケレン作業は専用のアタッチメントを装着したグラインダーを使用し、粉じんの飛散を最小限に抑えます。
下地調整材の塗布
床材の付着性と不陸を整えるために下地調整材を塗布します。
金コテを使用し平坦に押さえていきます。
塗り床材の塗布
工法の仕様に合わせて塗り床材を塗布します。
こちらも金コテを使用しムラが無いよう入念に押さえていきます。
職人たちの腕の見せ所です。
完 成
自動車工場のため耐衝撃性・防塵性に優れ、重量物の走行が可能となる材料を選定しました。
弾力性の高い材料を選定したので、構造躯体のひび割れにも追従し高い耐久性を保ちます。
当社では使用状況に適した材料を選定し施工いたします。